自律神経障害に
1.9気圧でアプローチ様々な症状に寄り添う

日々、10代から90代の患者さんのリハビリを担当しています。

80代、正常圧水頭症とレビー小体型認知症を併発した患者さんが車いすで来院されました。目は閉じ、呼びかけにも応じなかった方が１時間後、「耳が痛い」と酸素カプセルから歩いて出て来られたときは驚きました。 そのほかリハビリ職がどうすることもできない、食欲不振、無気力、便秘、昼夜逆転によるせん妄などは、酸素カプセルに入ることで患者様の効果が目に見えてよくわかります。

リハビリ職としては悔しさもありますが、これが酸素カプセルの効果なのだと驚いています。

当院には原因不明の症状に悩む子どもから大人の方が多く来院されます。 頭痛、頸部痛、めまいや全身脱力、便秘、下痢などの自律神経失調症、起立調節性障害、繊維筋痛症や慢性疲労症候群など原因不明の症状には 酸素カプセルや点滴の治療、硬膜外気体注入療法を行っております。 酸素カプセルの気圧は調節可能のため、患者様の体調に併せて設定し 医師立ち合いのもとご利用いただき、患者様方からは

• ・自律神経障害
• ・めまい症
• ・原因不明の腹痛
• ・片頭痛、天気痛等
• ・起立性調節障害

これらの症状に改善がみられたとのご感想をいただいております。

当院は脳神経外科・脳神経内科・神経精神科、皮膚科、眼科として開院しています。

1階にはリハビリテーションを併設し、患者様に寄り添う治療を心がけています。

髄液動態不全に伴う自律神経失調症に対しては点滴治療、硬膜外気体注入療法を行い、 硬膜外気治療法後、脊柱管圧を高めるため、酸素カプセルを導入しました。

また、特発性正常圧水頭症を含めた認知症診療にも取り組む中で、ここでも酸素カプセルを利用しています。当院の酸素カプセルは車いすでも利用可能なだけでなく、患者さんとご家族もご一緒に入ることができます。酸素カプセルも利用しながら、多くの患者様が日常生活を取り戻せるような治療を目標としています。